医療保険が出なかった!

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。お金の知恵アカデミー(金融デザイン株式会社)の高田です。

私ごとですが、親知らずの抜歯の手術をしました。いわゆる「埋伏歯」というもので歯茎の下にいました。基本的には埋まっている歯なので、手術というよりも大工事です。実際、終わってみると、痛みはそこそこあり、腫れは激しく、安静ということもあり、仕事はお休みしています。

治療費は決して高額ではありませんが、手術前の検査費を含めるとまあまあかかりました。日帰りとはいえ、入院も伴うし。そんな状況なので、医療保険の手術給付金の請求はできるのかなぁと思って調べてみました。結論から言うと、私が入っている医療保険の手術給付金は出ませんでした!(泣)

(基本的に医療保険は抜歯は対象外。一部保険会社には「埋伏歯の抜歯」の手術については手術給付金の対象にしている商品もありました。)

命や生活に関わるほどではないですが、痛いは保険は出ないはで、ちょっとガッカリしているところです(苦笑)。では、私が入っていた保険が悪かったのかというと、決してそんなことはありません。残念ながら、万能な保険はないですし、加入する段階で、将来自分がどのようなことで入院したり手術したりするかなどわからないですよね。ですから、出ない場合もあるということを踏まえて、貯蓄と保険の両方で備えておくことが必要です。

そして、ご自身の保険の内容を把握しておきましょう。手術給付金の対象は、多くは次のいずれかになっています。

・約款に記載されている88種(約600種類の手術)

または、

・健康保険の対象となる手術(約1000種類)

そして、手術給付金の金額は、

・入院日額の10倍、20倍、40倍(倍率は約款に記載されている)

または、

・定額で●万円

同じ術式でも入院中に行った場合と、外来で行った場合で倍率が異なる商品もあります。どんな医療保険がいいのかといえば、手術給付金に限っていえば、術式が時代とともに変わっていくので、健康保険に連動しているものの方がわかりやすいでしょう。

そして、どんな手術は対象外なのかも調べておいてくださいね。入院1日あたりいくら、はわかっていても、手術の給付金については、認識している方は少ないと思いますので。

それでは、あと数日、安静にします!最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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