戸籍にフリガナが義務化! 銀行・パスポートに影響も

いつもご覧いただきありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。

これまでは、戸籍には氏名の「読み方」の記載がありませんでしたが、令和7年5月26日からフリガナを入れることになりました。この変更は、主に行政のデジタル化を推進し、データベースでの検索や処理がスムーズになることにより、効率的な行政サービスの提供を目指したものです。

また、氏名のふりがなが戸籍に記載されることで、住民票やマイナンバーカードにも記載できるようになり、本人確認資料として使えるようになるそうです。

これ、ちょっと私にはありがたいです。

私の名前は高田晶子(タカダアキコ)です。

戸籍上の漢字は「はしご高」なんですが、ネットでは文字化けしてしまったり、説明が面倒だったりで、便宜上「高」を使うことが多かったのです。でも、パスポートや保険金請求の時に「漢字が違う」と指摘され、手続きに手間取った経験が数回あります。

こういう経験したことある方、結構いらっしゃいますよね?

さいとうさんの「サイ」とかやまざきさんの「ザキ」とか。なので、厳密に漢字で本人確認されるのはちょっと大変でした。私の場合、もう一つモヤっていたことがあり、それは読み方です。生まれた時から「タカダ」で通してきましたが、もしかしたら「タカタ」が正しかったのかもしれません。

父をはじめ、それより前の世代がいないので、正しいのはどちらかわかりません。もし、「タカタ」が正しいのであれば、今回は修正する良いチャンスかも!と思ったりしましたが、どうも、かなり面倒なことになりそうです。

というのも、今回、戸籍のフリガナを決めることで、それは、今後様々な場面で正式なものとして扱われます。例えば、パスポートや銀行口座の名義。パスポートは、外務省から戸籍上のふりがなに応じたローマ字表記をしてください、ということです。有効期間中の旅券の氏名と戸籍に記載したふりがなが異なる場合には、手続きが必要になるようなので、確認してくださいね。

銀行はフリガナが違うと振込を受け付けてくれません。例えば、行政からの給付金などの振り込みがあるとき、戸籍上のフリガナで振込され、それが銀行口座のフリガナと一致しないとエラーが生じることになりますので、銀行口座のフリガナも確認しましょう。

特に、年金を受給されている方は年金の受け取りに影響が出るかもしれないということなので、ご両親など、高齢者の方のフォローもしてください。以上のように、もろもろ面倒なようなので、私は「タカダ」のままにします。ご家族でも、正式なお名前の読み方を確認しておいてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。