長く入っていた保険を見直すなら、知っておきたいこと

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。

ここのところ、生命保険についてのご相談が何件かありました。30代、40代だと新しく保険に入ること

も多いのですが、50代、60代になると必要のない保障を見直すことがメインになることが多いです。ところが、長く続けてきた保険を、やめるのは、勇気が要りますよね。

もしかしたら、やめたとたんに、保険が出るような何かが起きるかも、と思ってしまったり。でも、必要がないのなら、もし、そんなことになったとしても、保険がなくても問題ないはずです。それよりも、必要なことにお金を向けた方がいい、と気持ちを切り替えられるといいですね。見直しの際に、やめたり、減額したりするだけでなく、次の二つの方法も知っておくと、選択肢が増えるし、やめるのではなく、今まで入ってきた保険を活かすことができます。

一つ目は「払い済み」です。今ある解約返戻金相当額で、今後の保障を買い取るイメージです。例えば、終身保険に入っていて、保険料の支払いが65歳までだとすると、65歳よりも前の段階で、払い済みにす

ると、保障額は減るものの以降の保険料を支払う必要がなくなります。例えば終身保険500万円に、特約として3,000万円の定期保険がついていたとします。子どもも大学を卒業したので、死亡保障は葬儀代程度でいいと考えたとすると、払い済みにすることで、数百万円程度の終身保険が残ります。(いくら

の保障額が残るかは、その時点での解約返戻金等により異なります)

二つ目は「延長保険」です。こちらは、以降の保険料の払込はやめて、保障額はそのままで、保険期間が短くなるというものです。例えば、1,000万円の定期保険で、80歳までの保障だったものが、保障額は

1,000万円のままで65歳までになる、というような方法です。

実際には延長保険よりも「払い済み」を使うことが多いです。いずれの方法も、以降の保険料の支払いは不要になります。ただし、医療保険などの特約がついている場合には、その特約は消滅するので注意が必要です。医療保険のみ、新しく入り直す、などの方法を検討し、今のままがいいか、見直した方がいいか、比較してみるといいですね。払い済みや延長保険は、保険会社からは提案されないかもしれないので、「払い済みにすると、いくらの保障が残りますか?」など、自分から質問してみるといいでしょう。保険の見直しもお受けしますので、気になる方は、下記にあります「お金と仕事とライフワーク」の相談室からお問合せください!

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