今秋火災保険料が値上げ!満期前でも見直すとお得かも

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。

火災保険の保険料が値上がりします。大手損害保険会社は、2024年10月以降、約10%程度の値上がりになるそうです。火災保険という名称ではありますが、自然災害もカバーしている、いわば、住まいの保険です。

値上がりの背景は、自然災害が増え続けていること。それにより、火災保険料は2019年、2021年、2022年と値上がりが続いているのです。さらに、以前は最長で36年という長期契約もできたのですが、2015年に最長10年になり、2022年以降は最長5年までになりました。それほど、保険会社にとってもリスクが大きくなってきたということです。

火災保険には「水災」の補償もつけることができます。この水災の保険料が、今後その地域のリスク度合いによって、5段階に分けられる方針です。ご自身の市町村の水災等地はこちらで見ることができるので、一度、見てみてください。

https://www.giroj.or.jp/ratemaking/fire/touchi

保険会社が保険料を決めるにあたり、参考にしているのが、損害保険料率算出機構が出している「参考純率」というものです。この参考純率を見ると、水災等地が大きい(リスクが高い)地域では、3割超も値上がりする地域がありました。次回、火災保険の更新時には値上がりするんだなーと思った方。一度、今、入り直したらどうか、を保険会社に聞いてみてください。

例えば、あと2年で満期が来るのであれば、保険料が低い今のうちに5年で入っておくとちょっとお得かもです。火災保険は、途中で解約しても、残りの期間分の保険料がほぼほぼ戻ってくるので、途中で見直しがしやすいのです。

保険会社によっては、まだ値上げ後の保険料がわからないかもしれませんが「わかったら試算してください」と声をかけておくといいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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