「都道府県魅力度ランキング」が発表され、群馬県知事が、順位が下がったことに対して「根拠が不明確!」と大反発していることがニュースになりましたね。
マスコミが取材に訪れて、群馬県を取り上げるので、宣伝効果を狙った? なんて勘繰りたくもなります。私も、草津温泉が群馬県だと再認識しましたし(笑)
こういうランキングものは、金融商品や金融機関のものでもよく見られます。
ただ、私はランキングにはとても疑問を持っています。
例えば、医療保険のランキング。
AとBの商品があったとして、本当にその良し悪しがわかるのは、両方に入ってみて、入院したり手術したりして両方から給付金をもらうという一連の流れがあってこそ、評価できるはずですよね。
でも、そんな人、なかなか大勢はいませんし、何年か先になってから出ないと結果は出ません。なので、よくある医療保険のランキングは、
・そのwebサイトからの申し込みが多いもの とか、
・そのwebサイトからの資料請求が多いもの
のランキングのことが多いです。となると、より多く広告を出しているなど、よく目につくものが有利です。保険の商品の本質を反映したものとは限らないのです。
ニュースになったこのランキングについても都道府県の「魅力度」って何のことなの?という疑問を抱くことができた、という点で群馬県知事が反発してくれたのは良かったなと思いました。
(ちょっと調べましたが、結局何をもって「魅力」としているのかは分かりませんでした。人によって違いますものね。)
ランキングものを目にした時は、結果だけを鵜呑みにせず、
・何のランキングか?
・誰に聞いたのか?
・どんな質問をしたのか?
・何人に聞いたのか?
などもチェックすることをお勧めします。投資信託も人気ランキングから選ぶという人が多くいらっしゃいますが、同様に、何の人気なのか、ちゃんと調べてくださいね。ランキングに頼らなくても、自分でえらぶ方法もあるんですよ!