突然ですが、へそくりはありますか?一昔前のイメージだと、専業主婦の妻が生活費をやりくりして、少しずつ貯めているとか、お小遣いが少ない夫がお昼代などを切り詰めて、内緒で趣味に使うとか。ちょっと暗いですね(笑)。
最近のへそくり事情を約2年前にスパークス・アセット・マネジメント株式会社が行ったアンケートを見ると、へそくりをしている人と平均額は
妻51%で197万円
夫43%で137万円
なかなか、貯め込んでますし、へそくりはごく普通だということもわかります。先日、結婚したばかりの方が、夫婦のお金は家計簿アプリで管理しているので、全ての口座がお互いに明らかになっていると話されていました。
お金の使い方にはとやかくは言われないけど、完全に自由かというとそうでもない様子。最近では、夫婦ともに働いている世帯が増え、家計の管理方法もさまざまですし、正解はありません。ただ、私は、へそくり≒自由に使えるお金、は持っておくといいと思います。
隠れて使うのが嫌であれば、せめて、お互いに自由に使っていい範囲を認めておいて、それには絶対に口出しはしないというルールにしておくといいと思います。自由に使えるというのは、贅沢に使うだけではないです。
数年前に、「夫が毎月、実家に相当な金額を使っている」という相談を受けました。妻は、住宅ローンもあって、自分の家庭のやりくりも大変なのだから、こちらを優先してほしい、と訴えていました。でもね、親に対する思いや感情は、ほんとに人それぞれですから。
何を優先するかはその人の価値観が決めることで、そこに正解とか王道とかは無いんですよね。とはいえ、自分の価値観と違うと「何でそんなことにお金使うの」とイライラしたり、「何でそんなことにお金使うの?」と言われることも嫌ですよね。
というわけで、「これは自由なお金」というものを決めておくことで、双方のイライラをなくすことが大切なのではないかと思っているのです。へそくり、という言い方をしましたが、隠れて貯めるのではなく
「自由なお金」
という名前をつけて、堂々と貯めるのもいいのではないでしょうか?
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。