いつもお読みいただきありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
11月ですね。今年も残すところ、あと2ヶ月です。個人の税金の計算対象となる1年は1月〜12月ですが、NISAも「少額投資非課税制度」という税金上の制度なので12月で一区切りとなります。ということで、NISA関連でも12月までにやっておきたいことがあります。
●金融機関の変更
NISAは、1人1口座ですが、金融機関は年に1回だけ変更できます。もし、
「使いづらいな…」
「もっと商品が多いところにしたい」
というようなことを思っていたら、今こそお引越しのチャンスです!金融機関の変更手続きは、変更したい年の前年の10月1日から行うことができます。
今はA証券なのだけど、2026年のNISAはB証券にしたい、という場合には、今、その手続をしておきましょう。というのも、B証券に変更したいと思いつつ、先延ばしにし、もし、2026年1月に積立てなどで、新たに買付をしてしまうと、もう2026年には変更ができなくなってしまいます。
なので、早めに手続きをしておきましょう。手続きは、次のような流れです。
1.現在利用中の金融機関に申請
2.現在利用中の金融機関から「非課税管理勘定廃止通知書」を受け取る
3.新しい金融機関に「非課税口座開設届出書」を「非課税管理勘定廃止通知書」と一緒に提出
書類名が複雑なので、混乱するかもしれませんが、証券会社等のサイトではわかりやすくガイドしてくれるので、大丈夫です。
そして、ここが一番大切なポイント!1月以降にA証券で買付しないように、積立の設定をしている場合には、積立の解除もお忘れなく。
●非課税枠の利用状況の確認
NISAには、年間の非課税投資枠がありつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円の合わせて年間最大360万円まで投資できます。使わなかった分の枠は、繰り越すことはできないので、まだ余裕資金があるという方は、現在の利用状況と残りの枠を確認しましょう。
たとえば、普段は積立投資枠で積立だけ行っている、という方。12月のボーナスで少し買い足したい、という場合には、成長投資枠を使えば一括で購入することができます。いつも積み立てている投資信託を買い増してもいいですし、気になる企業があれば、個別株を買ってみたりするのもいいかもしれませんね。
年末はNISAの見直しや確認時期ということで、一度、状況をチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。