政府は「新しい資本主義」の実現に向けた実行計画案の中で、今年の年末までに「資産所得倍増プラン」を策定する、と発表しました。
NISAやiDeCoの制度を拡充することで、<貯蓄から投資へ>を促進しようということのようです。
日本銀行の「資金循環の日米欧比較(2021年8月)」によると、家計の金融資産構成で、現金・預金の占める割合は、米国13.3%、ユーロ34.3%、に対して、日本は54.3%。
株式や投資信託等が必ず増えるというわけではないですが、現在の日本の家計の資産は、増えるチャンスを逃している、ということなのでしょう。
このことを受け、ワイドショーでは街ゆく人に投資をしているかどうかのインタビューをしていました。番組では、投資をしない人の声を取り上げてその理由を聞いていたのですが、私は思わず一人で「ツッコミ」を入れてました(笑)。
●投資をしない理由1
「減るのが怖い」
→こんなにインフレが騒がれ始めているのに、逆は考えないのかしら?増えないのは怖くないの?
●投資をしない理由2
「投資に回すお金がない」
→どのくらい余裕ができたら、投資に回すお金になるんだろう?今は、100円でも投資ができるんだけどな。月に500円とか1,000円でもいいから、始めればいいのに。
●投資をしない理由3
「勉強しようとしたけど、よくわからない」
→実際にやってみないとらわからないことの方が多いと思う。最低限の用語がわかるようになったら、まず、試しに実践に移す方が理解する近道。勉強してから、だと一生勉強は終わらないと思う。
まとめると、そんなにいろいろと、やらない理由を考えなくてもいいのに、というツッコミでした。
政府は、こんな、ツッコミはしてこないでしょうが、できるだけ投資をしてほしいと、今後制度を充実させてくると思います。でも、どんなに制度が整っても、どの商品を選ぶか、は自分で決めることになります。
やらない理由を考えるより、人より少し先回りして、商品選びまでできるよう、実践してみませんか?