いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。お金の知恵アカデミー(金融デザイン
株式会社)の高田です。
2023年、今年の漢字が発表されましたね。正直、私はビックリしました。なんで?なんで「税」???(笑)。日経新聞の解説によれば、一年を通じて増税議論が活発に行われたり、定額減税やインボイス制度など税にまつわるテーマに関心が集まったから、とありました。
なんか、弱いですよね、ほんとにそんな理由?それよりも、WBCで世界一になったり、暑い日が続いたり、コロナ明けで遠距離移動する人が増えて、どこでも混雑が激しかったり。お金のことで言えば、円安や、激しい値上げ。そっちの方が印象深くないですか?こんなに納得できない「今年の漢字」はありませんが、せっかくなので、税のお話しをします。
毎年12月には、翌年度の税制改正の内容のたたき台となる「税制改正大綱」が与党から出され、その後、閣議決定され、翌年の国会で審議、可決されるという流れがあります。ちょうどその税制改正大綱が発表されました。個人向けの改正としては、
・所得税、住民税について1人あたり4万円の減税。ただし、年収2,000万円以下が対象。
・2026年以降、高校生の子どもについての扶養控除を縮小。ただし、児童手当は2024年10月に高校生まで拡大。
・住宅ローン控除は引き下げられるが子育て世帯については今までの水準を維持。
・子育て世帯の生命保険料控除を拡大
今、話題になっている防衛費の財源確保のための増税や、それに伴う加熱式たばこの税率引き上げなどは、まだ先の話になりそうですね。2024年は、増税というよりも減税の傾向ですね。このタイミングで「税」が選ばれたのは、ちゃんと税のことを理解してという自民党の差し金かも(笑)(そんなことはないと思います)
というわけで、ぜひ、この税制改正大綱の「基本的考え方」というところを読んでみてください。
https://www.jimin.jp/news/policy/207233.html
↑このページからPDFをダウンロードしできます背景や根本的なところでの理解がしやすいと思います。そして、税金といえば、2024年はいよいよ新NISAが始まります。これこそ、税の恩恵を受けられること
なので大きな話題になってほしいなと思います。来年の漢字に選ばれるくらいに。あ、漢字じゃないから無理ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。