他人事じゃない!今すぐ対策を!証券会社の口座乗っ取りを防ぐ

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。今回は、証券口座の乗っ取りについてです。

以下、2点についてなので、証券口座をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

・多要素認証の設定が必須です

・巧妙な詐欺メールに注意

怖い話しですが、証券口座が乗っ取られ、株式を不正に売買される被害が報じられています。当初、証券会社は被害については補償しない方針でしたが、被害が多発したことを受け、証券会社10社は補償を行うことを発表しました。とはいえ、全額補償してもらえるかどうかは不明です。

まずは自分で自分の口座を守ることが重要!そのためにも次のような対策をしてください。

●多要素認証の設定

ログイン時にIDとパスワードだけでなく、ワンタイムパスワードなど2つ以上の要素による本人確認が必要になっています。その設定をしないと、今後取引ができない、被害に遭っても補償されないなどが考えられます。各社がメールやWEBサイトで、その方法を伝えていますので、必ず設定をしてください。

●ログイン通知を受け取る設定

ログインした場合には、メールで通知が来るように設定しておくことで、身に覚えのないログインに気づくことができます。これで乗っ取りを防ぐことはできませんが、少しでも早く気づくことには役立つでしょう。

●メールに注意!!!

私も思わず騙されそうになりました。SBI証券から「本人確認未実施の口座は5月31日以降利用制限の対象となります」というメールが来たからです。日本語も変ではないし、見た目は公式っぽいです。証券会社のみならず、金融機関を名乗ったメールは必ず以下を守ってください!

・メールアドレスをチェック

メールアドレスが公式なものかどうか、アドレスそのものを必ず確認してください。ちなみに、私のところに来たこのメールの差出人は、見た目はSBI証券株式会社ですが、メールアドレスを確認すると***@fqzx.com というものでした。明らかにSBI証券ではありません。SBI証券の本当のアドレスは、****@sbisec.co.jp です。

・メール内のリンクはクリックしない

例え、そのメールが本物であっても、メール内のリンクはクリックせず、直接証券会社のサイトに行ってログインしてください。これはどの金融機関でも、金融機関以外でも習慣にしてくださいね。新NISAやiDeCoをきっかけに証券口座を作ったという方も多いと思います。運用自体はある程度ほったらかしでもいいのですが、昨今のこのような状況から、口座もほったらかしは危険です。ご案内したような設定をした上で、たまには口座を確認しにいってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。