台風やゲリラ豪雨による被害、あなたの火災保険は出る?出ない?

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。

この数日、全国的に台風に翻弄されていますが、皆様のお住まいのエリアに被害など出ていないでしょうか。台風だけでなく、ゲリラ豪雨も頻発していて、残念ながら自然災害は珍しいことではなくなってしまいました。

自然災害による被害の多くは、火災保険で補償されます。どんなケースが該当するのか、弊社で執筆をしました「火災・地震保険とお金の本」(自由国民社)から抜粋してご紹介します。

・台風で屋根の瓦が飛んだ!

「風災・ひょう災・雪災」の補償が付いていれば補償されます。

・風で飛んできたものでガラスが割れて室内の家財がぐちゃぐちゃに

建物と家財それぞれに「風災・ひょう災・雪災」の補償が付いていれば補償されます。飛んできたものによって、窓ガラスが割れた場合には、建物の損害として保険金が支払われ、家電や家具、衣類などの損害は、家財の保険から支払われます。

・落雷で電源が入っていたPCが壊れた

落雷は火災保険の基本補償ですので、家財の火災保険に入っていれば補償されます。

・大雨で道路が冠水し、車の中に水が入ってしまった

自動車は火災保険の対象外ですので、火災保険からは支払われません。ただし、自動車保険の車両保険に加入していれば補償の対象です。

・大雨で駐輪場の自転車が流された

家財の保険に入っていて、「水災」の補償が付いていれば補償されます。ただし、敷地の外に駐輪していたものは対象外です。

・自宅の瓦が飛んで、隣の家の窓ガラスを割ってしまった

この場合は、隣の家の火災保険から出ます。自分の家の瓦が原因であっても自然現象によるもので過失がなければ損害賠償責任も生じません。補償を付けていても、もし、自己負担分というものを設定していると、その金額までは自己負担になります。例えば、自己負担分を3万円に設定していて、修理費用が5万円だった場合保険からは5万円−3万円の2万円が支払われるということです。ただし、自己負担分を付けることで、保険料が安くなるというメリットもあります。

今後も台風やゲリラ豪雨などに襲われることがあるかもしれません。ご自宅の火災保険がどのようになっているか、内容確認しておいてください。よろしければこちらの本もよろしくお願いいたします。

自然災害に備える! 火災・地震保険とお金の本

著)石川英彦、高田晶子、三上隆太郎

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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