いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
最近、若い頃に知った情報とか、その当時の制度に基づいてお勧めされた商品を懐かしく思い出すことがあります。たとえば、70歳になると医療費はかからない時代がありました。なので、「医療保険は70歳までで十分ですよ」といわれていました。
高齢者の医療費は2001年に定率1割に変わり、その後も収入に応じて負担割合が増えるようになり、今や医療保険は終身が主流になりました。あと、印象深いのは、55歳から5年間給付される年金商品。なんでこんな商品があったかというと昔は55歳定年だったんですよね。
でも、年金受給開始は60歳から。この空白の5年間を埋めるための商品だったわけです。いずれも当時の制度をもとに作られ、売られていた商品ですが、当時、これらの商品を購入した世代は、実際に使う年代になった時には、時代にそぐわないものになってしまったわけです。(ただ、年金を貯めていた人は利率も良くてよかったでしょう!)
そもそも、厚生年金はその昔は55歳から受給できました。その後、年金の受給開始年齢は60歳に引き上げられました。また、1986年に高齢者雇用安定法ができ、定年については60歳を下回らないようにという努力義務ができました。
そして、2025年4月から、65歳までの雇用確保が義務化となります。それに伴うように、生まれ年によって受給開始時期が徐々に上がっていった厚生年金は男性では2025年から全員65歳からとなります。定年の年齢の引き上げと年金の受給開始年齢の歴史を見ると、両者はリンクしているように思えません?
そして、今後は・・・。改正高年齢者雇用安定法が2021年に制定され、70歳までの就業機会の確保が努力義務となっています。年金はどうなっていくのでしょうか?ちょっととりとめのない内容になってしまいましたが、制度や環境は刻々と変わっていきます。制度に縛られて判断や決断をすると、それが変わった時に、対応できなくなります。一番後悔しない選択は結局のところ、
「自分はどうしたいか」
なのではないかなと、思うのです。