お金の知恵アカデミーの高田です。
テレビドラマの話で恐縮です。私は、テレビドラマが大好きです。毎週、かなりの本数を観ていますが、中でも、
日曜日に放送されている「ドラゴン桜」はお気に入りの一つです。
ダメダメな高校生が東大を目指す!という内容ですが、少し前のセリフで「東大が求めている力は本質を考える力だ」というものがありました。
単なる暗記ではなく、本質は何なのかを見極め、なぜそうなのかを考える力ということなのでしょう。私が就職してすぐの時、上司に「疑問は常識で判断すればいい」と言われました。(そういえば上司は東大卒)
当時、私は人事部にいましたが、会社の決まりごとだけでなく、税務など、覚えるには難しすぎることがたくさんありました。その時に言われたこの言葉は、その後の私の長年の社会人生活の基本になっています。
たとえば、税金や年金は、誰かにとって有利で、誰かにとって不利ということは基本ありません。
主観的に、有利・不利を感じることはありますが、俯瞰して客観的に制度を見れば、大方、公平にできていると思います 。
このような考え方が根底にあると、「このケースで税金はかからないだろう」など、大体の判断はつきます。
もちろん、専門家に確かめることは重要ですが、その前にある程度自分で判断できると随分楽になります。
すべてをまる覚えするのはとても大変です。お金のことがとても難しいと感じるのは、ぜーんぶを勉強しようとする方が多いからだと思います。
でも、例えば、投資の基本は「ハイリスクハイリターン」という基本のキである本質さえ見れれば、一見、おいしそうな話が来たときに、「ローリスクハイリターン」はあり得ない、とまずは判断でき、簡単には騙されないでしょう。
ものごとの本質を考える、にぜひトライしてみてください。「ドラゴン桜」も本質を考えるいいきっかけになりますよ。(個人的に は、瀬戸くん役の高橋海人好きです・笑)