どうする?老後の住まい

金融デザイン株式会社の高田です。

最近、一人暮らしの母と同居するために郊外の実家に引っ越しました。同居してみて、さて、私自身は老後の住まいはどうするんだろう?と考えてしまっています。実は数年前に父が他界した折に、母に東京に引っ越してきてもらい、同居したいと考えていました。母の意向を聞いたところ「ここに居たい」ということだったので、そのまま郊外の実家に住んでいました。

でも、この数年で実は母の気持ちも変わってきたらしく、今は引っ越したいと思っているようです。(それなら早く言ってくれればいいのにという私の心の声もありますが)

引っ越したい理由は

・坂道が多いので移動が大変

・大きな商業施設に行くには電車に乗らなくてはならない

・ご近所の仲良しも少なくなってきた

などでした。

身体が元気なうちは気にならなかったちょっとしたことも、高齢になるとともに億劫になってしまったり、予想外に環境が変わってしまったり、ということはありますよね。

一般社団法人 不動産流通経営協会が2019年に出した「シニアの住宅に関する実態調査」によれば、シニアで住み替えた人の最も大きな住み替え理由は、

1位 老後を見据えた家に住み替えたかったから

2位 より便利なところに住みたかったから

でした。

また、住み替えを希望する人が、住み替え時に重視することは

1位 スーパー・商業施設の近さ・数

2位 駅の近さ

3位 省エネ性

4位 病院の近さ・数

5位 バリアフリー住宅

でした。

便利な方がいいかもしれないけど、そんなに高望みしなくても、とまだ50代、60代のうちは思うのかもしれませんが、高齢化していくほど、実はこれらの重要性が本当に増していくんだなと、私の母を見ていて思います。想像力を最大限に発揮して、将来の住宅をどうしたらいいのか、早めから考えておきたいですね。

もちろん、実際にはどんどん考え方は変わっていってしまうと思います。でも、どんな選択肢があるのか、経済的にどの選択肢なら可能なのか、今から準備すれば可能になるのかどうか、そんなことを考えておくだけでもいいですよね。

そうそう、50代以降で住み替えなどで住宅ローンを組みたいと思った時に、生命保険に入れずに住宅ローンが組めないということもありがちです。返済計画はもちろんなのですが、こんなこともあるので、早め早めに方向性は考えておくといいですね。

私も考えます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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