自分が得意なことを頑張ると周りにも良い影響
ラグビーの福岡堅樹選手が医師の道に進むために引退しましたね。足の速さと美しいトライに私はすっかり魅了されていました。
ラグビーは役割分担がはっきりしているスポーツの一つですね。バックスというポジション担当の福岡選手が、以前テレビで、「フォワードのルールはよくわからない」と言っていたのがとても印象的です。
皆が自分の得意 なポジションで実力を磨き、それが合わさって、非常に強いone teamになった日本代表でしたね。
自分が得意なことを頑張ることで、周りにも良い影響を及ぼすという見本を見せてくれたように思います。
これは自分のお金につい ても同じです。
「家計簿は妻がつける」という慣習はわすれよう
以前、ご主人が奥様の家計簿の付け方にとても不満を持っているというご夫婦が相談に来られました。私からの提案は、家計簿を付ける担当を奥様からご主人に変更すること。
実は奥様は目の前の細かいことよりも、これからのプラン 作りや広く情報収集してくることの方が得意だったのです。なので、大体記録されてればいいでしょ、というタイプ。
一方のご主人は、お金のことは1円でもきっちり記録したい方。だとしたら、役割交代した方がお互いのイライラがなくなると思いま した。
世の中、いまだに、「家計簿は妻がつける」のが当たり前と思っている方も多くいます。ある方は、もうすぐ定年退職な ので、妻に任せっきりだった家計管理を初めて確認してみたら、ほとんど貯金がなかったと。
てっきり家計簿もつけているものだと思っていたとおっしゃってました。奥様が家計簿をつけていなかったこと、お金が貯まって いなかったことを責めるのは可哀想ですね。
だって、不得意だからできなかったわけで。誰か得意な人がもっと早くにサポートしてあげればよかったと思います。
このような事態にならないように、とにかく、不得意なことはせず、得意なことをするように役割分担して、優秀なone teamを作って欲しいなと思います。
できないことはプロに任せるのも、上手なone team作りのコツです。福岡選手は、数年後、どのような形でまた
one teamに戻られるでしょうね。とても楽しみです。