強いんです! 家計の二刀流も。

特別野球好きの方ではなくても、最近の大谷翔平選手のアメリカ大リーグでの活躍ぶりはご存知でしょう。

大谷選手がアメリカに行く直前に、一度だけバッターボックスに立つ姿を見ました。その時は、本当に二刀流ができるのかなぁ、大リーグはそんなに甘くはないんじゃないかなぁ、なんて思っていたのですが。

常識を覆して、自分の思いを貫く姿は本当にかっこいいですね! これからも活躍を心から応援したいと思います。

ところで、二刀流はもともとは両手に1本ずつの刀または剣を持って戦う流派のことだそうです。二刀流のメリットは武器が2つになることで手数が増え、攻撃だけでなく防御の幅も増えることのようです。

また、例え武器を1つ落としたとしても、もう1つ使えるものがある、というのも大きな強みですね。この二刀流を、家計で考えてみました。

2つ、もしくはそれ以上の複数の収入があると、家計は強くなります。夫婦が共に働く、一人の人が副業や兼業などで複数の収入源がある、が該当します。なぜ家計が強くなるかというと、まずは単に収入の総額が増えるから。

もう一つの理由は、一つがなくなっても収入がゼロにならないから。例えば、同じ1,000万円の収入でも、一人で1,000万円の収入を得ていると、その人が倒れてしまったり、会社が倒産したりした場合に、突然収入が無くなってしまうリスクがあります。

もし、夫婦で各々500万円ずつの収入を得ていた場合、どちらか一人の収入が途絶えたとしても、もう一人分はあるので、総額は減るものの、いきなりゼロにはなりません。

一人で複数の収入源を持っているのも、同様に一つの仕事の景気が悪くなっても、もう一つは収入が伸びていく可能性もあります。

家計の二刀流は、単に収入を増やすだけの手段ではなく、リスクを軽減する手段にもなり得ます。収入の金額だけでなく、複数の流れを持っておくことも、お金の知恵の一つです。

そんなことを意識して、副業や兼業をしていくのもこれからの時代にあった生き方ではないかと思います。

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