いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
新しいNISAが始まり、4ヶ月が過ぎましたね。初めて投資をした方は、値動きも初めて経験されてますよね。
例えば、この3ヶ月で見ると、人気のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー))の基準価格は、高い時には、24,000円超、安い時は23,000円程度と動いていました。eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は、高い時には19,000円超でしたが、その後、17,000円台にまで落ちたことがありました。初めてだと「やっぱり投資は怖い」と思って、傷は浅いうちにと、やめてしまったかもしれませんね。
さて、ここでクイズです。
Aさん、Bさん、Cさんは毎回10,000円ずつ投資信託を積み立てています。
Aさんの投資信託の基準価格は
1回目 10,000円
2回目 11,000円
3回目 12,000円
でした。
Bさんの投資信託の基準価格は
1回目 10,000円
2回目 5,000円
3回目 10,000円
でした。
Cさんの投資信託の基準価格は
1回目 10,000円
2回目 8,000円
3回目 12,000円
でした。
さて、3回目が終了した時、誰の資産が一番多くなっているでしょうか?シンキングタイムスタート!
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Aさんの投資信託は順調に値上がりしていますね。Bさんの投資信託は、半値まで値下がりしましたが、3回目には元の金額に戻ってくれました。Cさんの投資信託は、2割値下がりしたものの3回目は買った時よりも値上がりしています。答えは決まりましたか?
正解は、
1位 Bさん!
2位 Cさん!
3位 Aさん!
ちょっと意外に思った方もいらっしゃるでしょう。ずっと値上がりしているAさんの投資信託が良さそうなんですが、積み立ての場合には、金額だけでなく、何口買えたか、も大きく影響します。Bさんの投資信託は、基準価格が10,000円だと1口、でも5,000円の時に2口買えたので、値が戻った時にグンと資産が増えたのです。
そうです!値下がりはある意味チャンス!たくさん買えるのです。このセオリーをぜひ覚えておいてくだ
さい。いっときの値下がりはチャンスなので、売却して退場してしまうのはもったいないのです。長期投資をする、と決めているのであれば、ちょっと頑張ってみましょう。ただし、よい投資信託かどうかの見極めは必要ですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。