将来のために運用を、ということで、NISA(ニーサ)に興味を持つ方が増えているように感じます。NISAは本来ならば金融商品の利益に対してかかる20%の税金が非課税になる、というもので、個人の資産形成の後押しをする制度といえます。
ただ、実際にNISAの口座を活用して運用している人はまだまだ少ないかもしれません。株式や株式投資信託を購入する一歩が踏み出せないのかもしれません。
また、NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」があってどちらかを選択するのですが、それがわかりにくくて面倒になってしまうという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、私の身近にいるAさんとBさんに選択した理由を聞きました。かなり個人的な理由ですが、一つの事例として参考になるといいなと思います。
■「つみたてNISA」を選んだAさん
つみたてNSIAの年間の非課税で投資できる金額は40万円。将来のための積立の予算として年間の積立額が40万円以上になることはないので、この非課税枠でちょうどいい。
また、できるだけ長期で積み立てていきたいと思っているので、つみたてNISAの非課税期間が20年間というのが魅力的。
■「一般NISA」を選んだBさん
日本だけでなく、海外の株式に投資する投資信託に投資したい。少しリスクが高くても、高いリターンが期待できるものを選びたいと思っているが、つみたてNISAだと購入できる投資信託が限られてしまう。毎月の積立で行っているが、自分が好きな投資信託を選びたかったので、一般NISAの中で購入している。
AさんとBさんは投資額に大きな違いはないのですが、Aさんは非課税期間の長さを重視、Bさんは選べる商品を重視、で選択したようですね。
もし、本当は興味があるのだけど踏み出せない、という方がいらっしゃいましたら、ご参考にしてください。現在は、とても少ない額から投資ができますので、興味があるのなら1日でも早く、まず始めてみてはいかがでしょうか?