いつもお読みいただきありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
前回、NISAについて、年内にやっておきたいことをお伝えしましたが、今回はNISA以外で、年末に向けて早めにやっておきたいことをピックアップしてみます。
1.ふるさと納税
今年の分は12月31日決済分までです。まだ、枠があるかどうかなどシミュレーションして、どこに寄付するか探して、などでバタバタしないよう、早めにしておきましょう。また、ワンストップ特例制度を使う場合、来年の1月10日が締め切りなので、少し余裕を持って手続きしたいですね。ワンストップ特例が受けられるかどうかも確認してください。6つの自治体以上に寄付をしていたり、医療費控除や住宅ローン控除を受けるために確定申告する場合には、ワンストップ特例は受けられません。
2.110万円までの贈与
相続対策や、住宅購入のためなどで、子・孫への贈与をする場合、年間110万円までは贈与税がかかりません。この年間とは、12月31日までです。もし、贈与を考えているのであれば、とりあえず、今年の枠を使っておいてはいかがでしょうか?なお、贈与をする場合には、渡す側、もらう側にきちんと意思があることが大切です。なので、銀行に振込みをし、証拠を残したり贈与契約書を作るなどの対策をしておきましょう。
3.医療費
年間で10万円超の医療費を使った場合には、確定申告で医療費控除をうけることができます。今までに医療費がいくらかかっているかを把握してみてください。マイナンバーカードと健康保険証を連携させている方は、簡単に確認できます。もし、あと少しで10万円を超えるのであれば、先延ばしにしている診察や検査は、年内に受けておくのもいいのではないでしょうか。もちろん、何もないのに、減税のためだけに受診するのはやめてくださいね。
4.マイナポータル連携の準備
そろそろ生命保険料や地震保険料、iDeCoの掛け金についての小規模企業共済等掛け金控除の証明書が届いていると思います。もちろん、この証明書類を添付して手書きで控除申告書を書いてもいいのですが、勤務先が年末調整の電子申告に対応しているのであれば、マイナポータルと連携することで、申告書への自動入力が可能になります。自営業の方などで、確定申告をする方も、申告書に自動で反映してもらえるので、連携準備をしておくと手続きなどが楽になります。
年末になるほど、時間はあっという間に過ぎていくものです。早め早めにお手続きなどしておいてくださいね。
最後までおよみいただき、ありがとうございました。