「餃子日本一」の市はどこかご存知ですか?2019年〜2021年のデータによると、宇都宮市のようです。このデータとは、総務省統計局が発表している、「家計調査」というもので、家計の収支や貯蓄・負債の平均なども出ています。
家計調査には、たくさんのデータがあるのですが、中でも、「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」が面白いです。なんで宇都宮が餃子日本一と言っているのかというと、このランキングで1位になったからで、テキトウに言っているわけではないのですね。
ちなみに、餃子への年間支出額の全国平均は2,097円、これに対し、宇都宮市は約1.8倍の3,727円で全国第1位、激しく競り合っている(?)浜松市は3,666円で第2位でした。
餃子が宇都宮なら、しゅうまいは?ふっと思いついた方! 多分正解です!横浜市です。全国平均の2.2倍。有名なシウマイもあるし、横浜中華街もありますから、自然と消費量が多くなるのかもしれませんね。
なぜ?と思うものもあります。例えば、コロッケ、カツレツ、天ぷら・フライという揚げ物の全国1位は、いずれも福井市です。
ちょっとググってみたら、もともとがんもなどの揚げ物文化だったことに加えて、共働き率がとても高い、という理由もあるようです。
お酒については、清酒は秋田市、焼酎は宮崎市、ビールとウィスキーは札幌市がそれぞれ第1位。昔からその土地で作られてきたものを飲む生活が今でも引き継がれているということなんでしょうね。ちなみに、ワインは東京都、発泡酒・酎ハイは高知市、酎ハイ・カクテルはさいたま市が第1位でした。
お住まいの皆さん、思い当たる節はありますか?私の仕事であるファイナンシャル・プランニングは、家計の支出についても詳しく教えていただきます。
そうすると、そのご家族が大切にしていることや、好きなこと、生活スタイルがなんとなく見えてきます。何にお金を使っているか=暮らし方 なんですよね。そんなことを、改めて感じさせてくれる資料でしたので、ご紹介しました。
もっと見てみたいという方は、総務省統計局のサイトへどうぞ。