いつもお読みいただきありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
最近、先輩からちょっとおもしろいお話しを聞きました。ほしいジュエリーがあったのだけど、堅実に、「貯めてから買おう」と思い百貨店の友の会で積み立てをしたのだそうです。さすがです。
堅実に買い物する鉄則は「貯めてから」ですから。そして、1年後に積み立てが満期になったら・・・
「値上がりしてたのーーーーー!」
「面白い」なんて言っては申し訳ないようなお話しでしたが、最近ではさもありなん、という出来事ですよね。ちょっと計算してみると。
例えば、ゴールドの場合、2024年10月の店頭価格は1グラムが1万5千程度。それが、1年後の2025年10月には2万3千円程度にまで上がっています。この1年で約1.5倍になりました。
たとえば、1年前に13万円のゴールドのジュエリーを買おうと思って、毎月1万円ずつ、百貨店の友の会の積み立てをしたとします。百貨店の友の会は、12ヶ月積み立てすると、1ヶ月分がボーナスでもらえるというものなので、満期時には13万円になり、これでお目当てのジュエリーが買えるはずでした。
でも、ゴールドのジュエリーは約1.5倍の19.5万円に。つまり、積み立て分にあと6.5万円をプラスした18.5万円が必要となったわけです。
では、もし、13万円のときに、クレジットカードで買っていたら?12回払いで買ったとすると、手数料を含めて総返済額は14.3万円ほど。貯めてから買うよりも、借りてでも買った方がよかった、ということです。
とはいえ、なんでも、このように先に買った方がいいというわけではありません。全てがこんなに値上がりしているわけではなく、一般的な物価はこの1年で3%の上昇なので、貯めて増やして買った方が、借りて買うよりもお得です。
では、「貯めてから買う」か「借りてでも買う」かはどのように判断すればいいでしょうか?
例えば、ゴールドのように値上がり幅が大きいものは、早く買った方が良さそうですね。それ以外には、50カラ世代は、旅行や勉強など、少しでも若いうちにやっておきたいものは、借りてでもやっておく方が後悔はないと思います。
つまり、広い意味で「投資」につながりそうなことは、早めに手をつけてもいいのではないでしょうか。とはいえ、返済能力を超えるものはやはりだめですので、あくまでも計画的に。
みなさんは、借金してでも買ってよかったと思うものはありますか?私は、「お宝ギター」かな(笑)。みなさんも、先に買ってよかったものを思い出してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。