いつもお読みいただきありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
先週、ハワイのマウイ島に行ってきました。若かりし頃から、ハワイは大好きで、もう20回以上訪れています。時とともに、買い物や食事の際の支払いを何でするかは、ずいぶんと変わりました。
昔は、現金を持つと危ないということでトラベラーズチェックなるものがありましたよね。そして、どこで両替するのがお得か、(レートがいいか)なんていう情報も多くありました。
最近では、ほとんどの方が現金はもたず、クレカでの決済ですね。今回の旅は、突然決めたのですが、約1か月前から毎日2,000円ずつ米ドルの積み立てをしました。さらにちょっと金利がよかった定期預金もあわせて、ざっくり10万円を「旅のお小遣い」として準備しました。
できればこの予算内で、他にどうしても欲しいものがあれば、クレジットカードでカバーする作戦です。今回使ったのは、ソニー銀行のソニーバンクウォレット。
ドル普通預金にお金があれば、そのままドル支払いができるデビット機能があり、あとから大きな請求がどーんと来ないので、気持ち的にもラクです。さて、ここからちょっと数字が続きますが少しお付き合いくださいね。
結果的に、ドルを積み立てておいたのが大正解。11月に入って円安が進み、滞在中のレートはだいたい1ドル154円でしたが、私が積み立てたドルの平均レートは152円くらいでした。今回いちばん大きなお買い物はサングラスで金額は 270.66ドル。これを私の積立レート152円で計算すると 41,140円で買ったことになります。
では、もしクレジットカードで払っていたら?クレジットカードは、決済日の為替レートに海外事務手数料が上乗せされます。
たとえばVISAは 3.63%。基準になる為替レートが154円とすると、154円 × 3.63%= 5.5902円がプラスされ、1ドル=約159.59円 で計算されます。つまり、私がVISAカードで買っていたら、同じサングラスが 43,194円。差額は 2,000円以上です。
昔のように1ドル100円前後で、海外事務手数料も2%くらいならさほどの違いは感じなかったと思いますが、円安と手数料の値上げが重なり、今は1ドルあたり5円前後の違いになることも。もちろん、クレカにはポイントやマイルなどのメリットもありますが、手数料の影響が大きくなっている今は、どっちが自分にとっておトクかを冷静に見ておきたいところですね。
ちなみに、私が持っているJCBは海外事務手数料が 1.6% とVISAより低め。カードによってこんなに差があるので海外で使うカードはぜひ比較しておいてくださいね。
そして、年末年始や年明けに海外旅行を控えている方へ。今から“コツコツ外貨積み立て”を始めるのもアリです。為替レートが平準化できて、さらに現地で使うお金の予算管理もしやすいですよ。詳しい方法を知りたい方は、気軽にメールしてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。