ローンの金利は低い方がいいとは限らない!?

金利はなぜ違うのか

先日、とある取材を受けました。

ローン全般についてだったのですが、その中で出てきた金利の話。

「金利はどうして違うのですか?」

とても素朴で深い質問だなーと思いました。

金利は手数料のようなもので、貸し手である金融機関にとってはそれが儲けになります。また、保険料みたいなものでもあります。
貸したお金を回収できる確率が高ければ、金利は低くてもいいし、回収できる確率が低くなるほど金利を高くするのです。

では、回収できる確率が高いものとは?

1番は担保を取っているものです。住宅ローンはその代表的なものです。もし、返してもらえなくなっても、担保にとった不動産を売却することである程度回収できます。

担保による違い

ローンは担保が必要な有担保ローンと必要ない無担保ローンに分けられます。

例えば、リフォームしたいと思った時に、不動産が担保になる有担保ローンなら金利は低く、多額の借入れも可能になります。一方、同じリフォームローンでも無担保だと金利は高く、借入れの限度額も少なくなります。

金利が違う要素は、他にも理由がありますが、有担保か、無担保かは基本の一つです。

借りるならなるべく金利が低い方が良い、
なので、リフォームでお金を借りるのなら有担保ローンの方がいい、
とは限りません。

有担保ローンは不動産が担保として適正かどうかの審査があったり、抵当権を設定する必要があったりで、時間と費用がかかります。

その点、無担保ローンは銀行の審査が通ればOKなので、事務手続きは少なく、時間もそうかからずに借入れすることができるでしょう。また、借入れする金額がそう多くなければ、金利が少々高くても、支払額にさほどの違いはないでしょう。

つまり、、、ケースバイケースです。

ローンもツールの一つですから、どれを使うと自分がしたいことに効率的・効果的なのか、ということを考えて選んでください。

ローンの商品内容を知ってるのは知識ですが、どう使い分けるかを考える力もつけておきたいですね。

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