死亡補償1,000万円!これ、どんな時に出るかわかりますか?

お金の知恵アカデミーの高田です。

クレジットカード会社などから、よく会員様限定とか、締め切り間近とかで保険のおすすめが送られてきます。保険料が月額●百円などとても手軽だったり、比較的高齢でも加入できたりで、魅力的に感じることも多いでしょう。

こんな時に、最も注意深く確認してほしいのが、どんな時に保険金や給付金が出るのかという条件です。

例えば、

死亡 400万円

入院1日につき 6,000円

手術 3万円

通院 2,000円

という内容で、毎月の保険料が990円!安い!と思われた方、危険です(笑)。詳しい説明を見ると、どんな時に支払われるかが書いてあります。

死亡は、

「事故によるケガで180日以内に死亡された場合」とあります。

入院は

「事故によるケガのため」とあります。

つまり、この保険はケガの場合に対象となり、さらに、そのケガは事故が原因のものでなければなりません。これだけ、条件が厳しいから保険料も安いのです。

ですので、このような支払い条件を必ずチェックしてくださいね。ところで、もっと簡単に、まずは初期チェックできる方法があります。それは、「ほしょう」を「保障」と書いているか「補償」と書いているかなんです。

上の事例の商品の紹介を見ると、「補償の内容」と書いてありました。ざっくりですが、

保障・・・生命保険

補償・・・損害保険

になります。

生命保険の死亡保障の場合には、病気でもケガでも死亡した場合は対象です。損害保険の死亡補償の場合は、ケガによる死亡が対象です。さらに、上記の例のように、そのケガが交通事故の場合に限られていることもあります。

細かいことはきちんと見るとして、まずは、「保障」か「補償」かを見るだけでも大きな勘違いはなくなります。そもそもの意味は、

保障は「一定の条件の下、ある状態が損なわれないよう保護する」、補償は「損失を補って、つぐなうこと」です。なので、生命保険の保障は、条件に該当すれば、契約してる保険金額が支払われ、損害保険の場合には、実際に受けた損害額が支払われるというのが、原則です。

保障と補償の違い、ぜひ、知っておいてくださいね。

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