防災用食品も“普段の食費”の中で備える

いつもお読みいただき、ありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。

9月は防災月間ですね。近年は大雨による被害も多く、災害に備える重要性が増しています。防災用の食料備蓄については、最低3日分、できれば1週間分を準備しておくことが推奨されています。私もネットでまとめ買いをして備蓄庫に入れていたのですが、気づけば保存期限が切れていて、結局、大量に廃棄するなんてこともありました。

「もったいないから食べよう」

と思っても、防災用食品って、あまり美味しくないんですよね。実は最近コロナにかかりました。熱は大したことなかったのですが、お腹をこわして、しばらくおかゆばかり。そのときスーパーやコンビニでレトルトのおかゆをいろいろ試したのですが、これが思った以上に美味しいんです。それも、温めなくても美味しいんです。さらに、1食分たったの100キロカロリー程度。

普段から、たまにおかゆでちょっとリセットするのもいいのでは?と思いました。つまり、防災用として備えつつも、普段の食事にも十分に取り入れられそうだと感じたのです。何も、防災用に特別な長期保存食を揃えなくても、念のために電子レンジは使わなくても食べられるものを、少し多めに準備しておけばいいのですよね。

これが、いわゆるローリングストックといわれるものですね。普段の食費の中に取り入れていけば、非常食を別枠で買う必要はなくなります。

ローリングストックの始め方(政府広報オンラインより)

・ふだん食べている食材を多めに買って蓄える

・ふだんの食事で食べる

・食べたら買い足して補充する

これを繰り返すだけです。「普段は料理派でレトルトはほとんど使わない」という方も、少し取り入れてみると“意外な好み”が見つかるかもしれません。

私のお気に入りはフリーズドライ食品。お味噌汁やスープだけでなく、カレーや雑炊、さらには白米まであります。白米とカレーのフリーズドライを組み合わせれば、お湯を注ぐだけでカレーライス。お弁当代わりに持ち歩くのも軽くて便利です。

保存食を“防災用”としてしまい込むより、普段の食事に取り入れながら備えるほうが、無駄なく続けられそうですよね。「美味しい常備食」を見つけておけば、非常時だけでなく、体調不良や忙しい日にも助かります。

9月の防災月間をきっかけに、まずは1〜2品からでもいいので、お気に入りをローリングストックに加えて、みませんか?

最後までおよみいただき、ありがとうございました。

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