あなたの健康保険料は高い?安い?

いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。お金の知恵アカデミー(金融デザイン株式会社)の高田です。

昨日、胃と大腸のカメラでの検査をしてきました。今回は何も問題はなし、また1〜2年後に検査してくださいね、で終了しました。私は以前、ポリープが見つかったり、胃の調子が悪い時があったりしたのでこれらの検査は、毎回「医師の指示」で行っている、というわけで健康保険が適用されます。さほど費用もかからず、それゆえに、ちゃんと受けようという気にもなり、ありがたい限りです。

さて、この健康保険、実は、住んでいる場所や会社の所在地によって保険料が異なるのです!

健康保険は

・国民健康保険

・組合管掌健康保険

・協会けんぽ

・共済組合

・船員保険

に大きく分かれています。ご自身がどの保険に入っているかはご存知ですか?国民健康保険は自営業の方などが加入しているもので、こちらは、市町村によって料率が決められています。現在は、同じ都道府県内であっても、保険料は異なり、例えば、東京都の場合、4人家族の同条件で、江戸川区は年間約60万円、国立市は約36万円と大きな差があります。(2023年度東京社保調べ)

これを、まず、都道府県内では同一水準にし、将来的には全国で同一水準にしようという動きがあります。一方、会社員の方の場合、大手企業等にお勤めの方は組合健保というものに入っていると思います。組合健保の場合、組合が独自に保険料率を決めています。

中小企業等にお勤めの方が加入しているのが、協会けんぽ。協会けんぽは、その会社の所在地の都道府県の支部が所管となります。神奈川県に住んでいても、東京都の会社にお勤めなら、東京都の料率が適用されます。

この協会けんぽも、都道府県によって料率が異なります。令和6年度で見ると、最高は佐賀県の10.42%、最低は新潟県の9.35%。これを労使で折半するので、私たちが負担するのは、この料率の半分ですが、例えば、報酬月額が30万円の場合の保険料(折半後)は、

佐賀県 15,630円

新潟県 14,025円

になります。このように健康保険は、どの健康保険に加入しているかや、どこに住んでいるかなどによっても異なります。転居したり、転職したりした際に、健康保険料が大きく変わるということもあるかもしれませんね。

でも、いずれにしても、大変ありがたい制度だなと思っています。一方で、国の医療費は膨れるばかり。ありがたく思いながらも、この健康保険の制度が維持されていくためにも、自費で負担できるものや、予防が効果的なものは健康保険を使わずに対応するということも考えたいと思っています。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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