いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。お金の知恵アカデミー(金融デザイン
株式会社)の高田です。
日銀がマイナス金利政策の解除を決めて、金利がある世界が戻ってきます。マイナス金利政策は2016年1月に導入されたので、8年ぶりに解除。日銀の利上げはなんと2007年以来17年ぶりということです。マイナス金利といっても、私たちが預けている預金がマイナスになることはありませんでした。そもそも、金利がマイナスになったのは、金融機関が日銀にお金を預けた場合でした。金融機関が日銀にお金を預けっぱなしにすると損をするようにすることで、企業への貸出などにお金を回すようにするという政策だったわけです。
私たちの普通預金についていた金利は大手銀行の場合0.001%でした。具体的に、いくらの利息が付いていたのか計算してみます。
普通預金の利息は年2回付きます。100万円を預け入れていた場合金利0.001%(年利)預金残高の変動がないとする半年分(182日とする)の場合、次のように計算します。
100万円×0.001%÷365日×182日=4.98円
1円未満は切り捨てになるので、半年で4円の利息がついたという計算になります。(税引き前)さて、大手銀行では、普通預金金利を0.02%に引き上げます。そうすると、
100万円×0.02%÷365日×182日=99.7円
99円になります!!(税引き前)やはり、桁が違うとインパクトが違いますね。とはいえ、100万円を預けていて、1年で200円の利息はまだまだ寂しいです。私たちの感覚的には、金利がつかない時代と大差はないのでは思います。なので、引き続き、資産をどう形成するか、どう増やすか、どのくらいのリ
スクを取るのかは考えていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。