円安がすごいスピードで進んでいます。1ドル135円台は24年ぶりの安値とのこと。この円安で、「ビッグマック指数」というものが、報道で取り上げられているのを見た方もいらっしゃるのでは?
ビッグマック指数は、経済誌「エコノミスト」が、年に2回発表しています。世界各国のビッグマックの値段を比較して、各国の物価水準や為替相場を見ようというものです。
2022年1月時点でのビッグマックは、アメリカでは5.81ドル、この時点での為替レートは115.22円(!)だったので、日本円に換算すると669円です。
本来であれば、同じ品物なのだから、同じ金額になるはず、という考えからすると、5.81ドル=390円ということで、1ドル67.13円が適正な為替レートなはずなのです。
それが、115.22円なので、日本円はアメリカドルに比べると41.7%も過小評価されている、と読めるというわけです。
しかーし!なんと、今では130円台ですから、どれほど日本円が弱いのか、計算するのが怖いほどですね。
ちなみに、1ドル132円だとすると、ビッグマック1個767円。
買えない……
そして、このビッグマック指数、前57カ国の価格を比較しているのですが、日本は33位。1位(一番物価が高い)はスイス、2位ノルウェー、3位アメリカ、7位カナダ、11位イギリス、26位中国、27位韓国となっています。つまり、ビッグマック指数では、日本は中国や韓国よりも物価が安いということですね。
外国からの観光客の日本への入国が緩和されれば、物価安の日本にきっとたくさんの外国人の方がお買い物に来るでしょう。
むかーし、むかーしは日本人がブランド物を買いにヨーロッパやアメリカに行ってたのに、今では、日本で買う方が安いのでしょう。嬉しいやら、悲しいやら。
ご興味ある方は、ビッグマック指数、これからも注目してみてください。