いつもお読みいただき、ありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
最近、ChatGPTを使っている方が多いですね。使い方はそれぞれなんで、皆さんがどんな使い方をしているのか、とても気になります。私の場合は、ChatGPTが、頼れるアシスタントになってくれています。とにかく、仕事が早い!数千文字ある記事を読んでもらって要約してもらったり、PDFをエクセルに変換してもらったり、私がやったら、数時間かかりそうなことを、ほぼ一瞬で、そして、主旨がズレることなくやってしまう能力に毎日驚いています。
そんな日常を送っている中で、folioという会社のROBOPRO(ロボプロ)というAIによる資産運用サービスの説明を伺う機会がありました。このサービスの最大の特徴は、AIが世界中の膨大なデータを分析し、毎月の資産配分を自動で最適化してくれるという点です。
他にもAIを活用した資産運用サービス(一般的なロボアドバイザー)がいくつかありますが、これらは年齢やリスク許容度に応じて資産配分が決まり、そのバランスを保った運用が続きます。たとえば株式60%・債券40%のように。
それでも十分ではあるのですが、資産配分がほとんど変わらないため、正直
「自動だけど、ちょっと退屈」
と私は感じてしまった経験があります。今回、ROBOPROの話を聞いて、第一印象は「面白そう!」でした。このROBOPROは、AIが複数の「先行指標」をもとにして、毎月ポートフォリオを調整するのです!たとえば、2025年の2月には米国株式をほぼ売却し、米国債券に乗り換え。その後、米国株が下落し始めた頃に、今度は買い増していき、5月には全体の半分が米国株式という構成に変わっていたそうです。
もし、S&P500やオルカンなどをコツコツ積み立てているだけだったら、こうした柔軟かつ思い切った対応はできないですよね。
「全自動でおまかせ運用」
というのがROBOPROの売りのひとつですが、私の印象では「人間にはできない運用をします」がより正確かなと感じました。どんなに優れた専門家でも、世界中のニュースや経済指標を毎日くまなく読み解き、しかも感情を一切挟まずに判断し続けるなんてできません。AIだからこそ実現できるスピード感と柔軟性がある、そんな新しい運用のスタイルだと思いました。
もちろん、これが絶対にいい!というわけではありません。インデックス投資のように長期的にコツコツ積み立てていく方法もあれば、人間味あるファンドマネージャーに託すというスタイルもあります。AIにまかせるという新しい選択肢を、組み合わせのひとつとして考えるのも良いのではないでしょうか。
なお、ROBOPROはまだ運用年数が浅いため、将来どうなるかは未知数な面もあります。ただ、これまでの実績を見ると、かなり優秀なパフォーマンスを出しているのも事実です。面白そうだけど、始め方がわからないという方は、お問合せくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。