いつもお読みくださり、誠にありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。
今年もあっという間に残りわずかになりました。年末恒例(?)の今年1年の経済環境を振り返りたいと思います。
■株価
日本株を日経平均で見ると、1月6日の終値39,307.05円で今年が始まりました。10月には、史上初めて5万円を突破し、11月には52,636.87円の最高値を記録。12月24日の終値は50,344.10円。結果的には、日本株は約28%の上昇となりました。
でも、この間、大きく揺れていたことを覚えていますか?4月には、トランプ氏による日本への相互関税発表をきっかけに、日経平均は、30,792.74円まで急落。いわゆる「トランプショック」です。
その後、相互関税を15%に抑えることで合意し、株価は急回復しました。このように、今年の特徴は「上がったこと」そのものよりも、その途中で、何度も大きく揺れたことだったと思います。
■米国株
米国株(S&P500)は、1月2日に5,868.55から始まりました。4月のトランプショックでは一時、5,000ポイントを割り込みましたが、その後は順調に回復し、12月23日の終値は6,909.79。史上最高値を更新し、結果的には約18%の上昇となりました。
■為替相場
為替相場も、今年はよく動きました。ずっと円安だったイメージですが、1月には1ドル158円台をつける一方、4月には139円台まで円高が進みました。その後は再び円安方向へ。12月23日時点では156.21円と、年初と比べると大きな差はありません。結果だけを見ると、円ベースでは約1%のマイナスです。
この動きを見ていると、コツコツ積立をしていた人は、円高のチャンスを捉えられたということがわかります。全体的な今年の感想としては、激しい動きの中で、やめずに続けられたかどうかが、結果を分けた1年だったのではないかと思います。
特に積立てをしていた人は強かったのではないでしょうか。相場は、これからもきっと揺れます。でも、今年1年を通して、
・慌てないこと
・一喜一憂しすぎないこと
・積立という仕組みを使うこと
こうした「対処のしかた」は、かなりはっきり見えてきたのではないでしょうか。今後への学びになるように、ご自身の運用成果も見直してみてくださいね。
今年のブログはこれで最後です。1年間、お読みいただき本当にありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えください。