家主が誰かで住心地が変わる?賃貸はオーナーの確認も必須!

いつもお読みいただきありがとうございます。金融デザイン株式会社の高田です。

先日、「息子が賃貸を探しているのだけど、どこかいい不動産屋さん知ってますか?」と聞かれました。息子さんが探しているエリアは以前住んでいた場所だったので、不動産屋選びのコツや建物についてなども少しお話ししました。

このメルマガをお読みの皆さんは、持ち家の方も多いと思いますが、ご家族やご友人が賃貸を探すしている場合に物件選び以外にも、最近の傾向として気をつけてほしいことがあるので、お伝えいただけたらと思います。

それは、家主さんはどんな人か、ということです。私自身も長く賃貸暮らしをしてきて、痛感したのが、賃貸はエリアや建物だけでなく、家主さんによって住み心地が大きく変わるということ。そして、近年、少し注意したいのが、「家主が外国人」というケースです。

外国人の方でも、近くにお住まいで、日本の商習慣よく理解していれば問題ありません。ただし、海外に居住し、日本語も不慣れ、日本の賃貸ルールを知らない家主さんもいらっしゃるので注意が必要です。(突然退去を言ってきたり、大幅な賃料値上げなどを言ってきたり、という例もあるそうですよ)

●税金関係

住居ではなく、オフィスなどの事業用として借りる場合は、家主が非居住者だと、借り主が家賃の20.42%を源泉徴収し、翌月10日までに税務署に納付する必要があります。これを知らずに、あとになって、まとまった金額を税務署から請求されたという話しもあるようなので、気をつけたいですね。これは、外国人だけでなく、日本人で海外に住んでいるという場合も同様です。

●修繕関係

エアコンや給湯器など設備の修繕が必要になった場合、家主が外国人や海外在住だと連絡がとりにくく、修繕がなかなか進まないことがあります。国内で判断・手配をしてくれる代理人がいるかどうかは、契約時に必ず確認しておきましょう。

●サブリース物件のおすすめ

たとえ、間に管理会社などが入っていたとしても、最終判断は家主次第。その点においては、「サブリース契約」の物件は安心感があります。サブリースというのは、不動産会社がオーナーから物件を借り上げ、入居者を探して又貸しする仕組みです。私は、大手がサブリースしている物件に住んでいたのですが、管理がしっかりしていて、エアコンや給湯器も古くなれば壊れる前に交換、24時間の緊急問い合わせ先もありました。

住む人にとっての家主はサブリース会社になるので、本来のオーナーが外国人でも関係なく、日本語が通じない心配もありません。とはいえ、サブリース物件はそれほど多くはありません。どのような場合でも、家主さんはどんな人なのか、トラブル時には迅速に対応してくれるタイプか、間にはいっている不動産会社にきちんと確認することをおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。